〔 開設の趣旨・社会的背景 〕
団塊の世代(1947年〜49年生まれ)は全国で約688万人。大分県は6万6,047人(H17年国勢調査速報値)で県人口の5、46%を占め、全国平均を上回っています。この年代の塊の人達“団塊人”が今年から順次定年を迎えます。いわゆる2007年問題です。
@ 労働人口が減少し企業、官庁で技術、経験がある人材が不足します。
A 国、地方自治体の税収及び社会保険料が大幅に減少します。
B これまで、消費の中心を担い、市場に大きな影響を与えてきた世代の商品等の購買控えが生じます。
そのほかにも高齢化社会の急速な進展など様々な影響が出ることが予測されています。こうした現象は県経済にも大きな影を落としそうです。
その一方で預貯金に加えて退職金の収入が予定される“団塊人”の消費動向が注目され、業種によっては50+(フィフティプラス)をターゲットにした企業戦略の練り直しを迫られている地場企業もあります。
こうした社会的な背景があるなか「 50+おおいた 」ではこれまでの企業など“タテ社会”から地域の“ヨコ社会”に戻ってくる団塊の世代を応援しようとこのサイトを開設しました。
このサイトに退職者の第2の人生に必要な“生活設計情報”を掲載。団塊の世代が@今の雇用の継続A再就職や起業BNPO法人やボランティア活動など“働きがい”について選択する材料の一つにしてもらいたいと考えています。
一方、生きがい、暮らしの面では、健康で、生き生きとしたセカンドライフを送ることができるよう、「50+のための健康講座」や趣味、おしゃれ、映画、音楽など楽しい情報を発信します。
〔 50+ とは? 〕
50+(フィフティプラス)は欧米で使われ、日本でいう「シニア」に近い表現ということです。元来、「シニア」は英語で“上級の者”などの意味です。
現在、JR東海が50歳以上の人を対象に「50+旅の会」をつくり会員を募集しています。また、サッカーJ1チームのFC東京はホームの試合にいくつか「50+Day」を設け、当日、来場した55歳以上の人にFC東京のグッズなどをプレゼントするなどのサービスを行っています。今後は50+層をターゲットにサポーターを増やさないと観客動員数の大幅増加は見込めないということです。
団塊の世代だけでなく、50+の世代は今、注目されています。こうしたことから、ホームページのサイト名は若くて、新鮮な響きがあること、50歳を過ぎたら健康やセカンドライフの生活設計を考えて下さいといった意味をこめて、「50+(フィフティプラス)おおいた」としました。
〔 終わりに 〕
団塊の世代を含む50代、60代の人はこれまでの“お年寄り”とは意識が明らかに違います。「何らかの活動をし、生涯現役を通したい」「趣味と実益を兼ねて、まだまだがんばりたい」などと考え、悠々自適の人生は70歳〜80歳と考えている人が少なくありません。
「50+おおいた」では、おおいた団塊くらぶ(代表・森進一郎さん)などと連携。団塊世代が交流を深め、地域で楽しく、生き生き活動できるよう応援していきたいと考えています。
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